http://www.cj-fund.co.jp/files/press_141208-2.pdf
株式会社海外需要開拓支援機構(以下、クールジャパン機構)は、「博多一風堂」を展開する株式会社力の源ホールディングス(以下、力の源)に対し、欧米豪においてラーメンをはじめとする日本食の普及および日本酒などの日系飲料や食材の流通経路として高い効果が期待される店舗の出店資金や、海外において他の日系外食企業も活用できるセントラルキッチンなどの設立資金として、約 7 億円の出資と最大 13 億円の融資枠を設定し、支援することを決定しました。
クールジャパン機構は、これまで出店ハードルの高かった欧米豪の主要都市において日系外食企業の進出を促すのみならず、日本各地の優れた日本酒などを含めた幅広い日本食コンテンツのブランド確立を通じて、日本食ファンのさらなる獲得と日本の食産業の発展を支援します。
官民ファンドの海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)は8日、博多ラーメン「一風堂」を展開する力の源ホールディングス(福岡市)に、欧州や米豪での海外展開資金として計20億円を支援すると発表した。日本酒を含め店舗で提供する日本食のブランド発信を支え、「日本食ファンのさらなる獲得を目指す」(同機構)という。
同機構は同社への約7億円の出資と、最大13億円の融資枠を決めた。一風堂は米国やアジアに出店済みで、10月にロンドン1号店を出したほか、来夏にはパリにも進出する計画だ。
日本のラーメン店の海外出店が相次ぎ、次第に人気が高まっているが、海外では出店コストや人材確保のハードルが高い。同社の欧州や米豪での事業拡大が日本食コンテンツ発信につながることから、同機構が資金面で側面支援する。
同社は地域にある店舗網への食材の供給拠点「セントラルキッチン」も北米や欧州に配備する予定。調達資金を用いて拠点を作り、同業他社を含む和食店への食材供給も進める見通しとする。
機構は昨年11月に発足。吉本興業による事業への出資などを決めており、選定案件は今回で計8件となった。「食」への投資は初めてとなる。
引用元: Yahoo!ニュース – 「一風堂」海外展開に20億円 クールジャパン機構、ラーメン普及支援 (SankeiBiz).
日本のラーメン店 3.5万店舗 市場規模は5,560億円 食されるラーメン年間3.8億杯
「博多一風堂」((株)力の源ホールディングス、本社:福岡市中央区)と「一蘭」((株)一蘭、本社:福岡市博多区)の2店舗だろう。両社とも福岡市内に複数店舗出店しており馴染みが深い。そして両社とも売上規模は100億円台(一蘭は海外店舗を含み)で、同業他社を大きく引き離している。
日本文化のアウトバウンド
日本レストランのアイテムは5,000アイテムに及ぶ。
特に麺類はラーメン専門店だけでも数百種類だ。
海外で日本食レストランといえば、ラーメン、カレー、寿司、天ぷら、丼、すき焼き、焼き魚、ステーキ、弁当が、同じ店舗で提供される。
日本レストランだから問題ないのだが、どうしても日本人としては、カレーと寿司とラーメンが同じ店で出てくるのは許せない。
そんな中で、ラーメン専門店の海外出店は可能性がある。
ラーメン屋がいいのではなく、ラーメン屋というラーメンをメインにしたアイテムに特化した和食レストランを海外で展開することにより、日本食のアイテムのバリエーションはどこまでも広がることだろう。